教育理念

教育理念

森林環境の維持向上に関する
専門的な知識を有し、
かつ、それを実践することができる
技術及び技能を備えた人材を養成し、
もって森林と人との
恒久的な共生に寄与する。

奈良から広がる、百年後の理想の森。 奈良から広がる、百年後の理想の森。

奈良県フォレスターアカデミーでは、
森林環境の維持向上に関する専門的な知識や技能を身につけ、
森林の持つ4つの機能を総合的にマネジメントし、
地域の特性に応じた多様で持続可能な森林管理を実践できる人材の養成を目指しています。

森林がもたらす4つの恵み

森林が健全に機能することで、わたしたちにたくさんの恩恵をもたらしてくれます。
①森林資源生産 
②防災 
③生物多様性を保つ 
④レクリエーション
森林資源生産

森林資源生産

わたしたちは森林からたくさんの資源(木材や木の実、食料としてキノコ類、工芸材料、清浄な水など)を得ています。また、森林は温室効果ガスを吸収し、木材に貯蔵することで地球温暖化の防止にも貢献します。

防災

防災

健全な山では土砂くずれや崩壊、その他の災害がおきにくくなります。また、森林の土壌は、雨水を蓄え、育み、守る機能もあります。これらにより県土が保全されます。

生物多様性保全

生物多様性を保つ

生態系を保つことで、様々な種や遺伝子を存続し、その多様性を保ちます。そうすることで、自然環境を持続的に保ちます。

レクリエーション

レクリエーション

わたしたちが森林をレクリエーションやスポーツ、教養文化活動、休養等で使うことによって、身体的にも精神的にもリラックスし健康に過ごせ、日常生活向上への活力を獲得することができます。

「適地適木」、「適地適業」を意識した持続可能な森づくりを目指して!

私達は、いまあるスギやヒノキの人工林をその土地の風土に適した木々の森へと導き、
また国土が崩れやすい山地を有するため、山地災害リスクに応じた林業を行っていくことで、
適正な森林管理による持続可能な森づくりを目指します。

それらを踏まえた上で、適正な管理がなされてない人工林から多様な樹種構成による「恒続林」や
スギやヒノキがしっかり根を張った健全 な「人工林 」、
在来樹種で構成される自然状態に近い「自然林」の三つ森林区分への誘導を目指します。

目指す森林の姿