生徒紹介

生徒紹介

【卒業生】黒滝村森林組合の「森林作業員」としてオールマイティーな存在になりたい。

2022年入学、2023年 森林作業員学科卒業
(2024年7月取材)

黒滝村森林組合へ就職平岡 俊道さん

最初は「特殊伐採」に興味があったと語っておられた平岡さん。まずは地域おこし協力隊として黒滝村に行ったと卒業前のインタビューではおっしゃっていましたが、その後はどういったお仕事をされているのでしょうか。

黒滝村森林組合でのお仕事、どんなことをされているの?

Q.現在、携われている「黒滝村森林組合」のお仕事内容について聞かせてください。
平岡:森林作業員として働いています。もともと「特殊伐採」に興味があり、NFAの先生でもある梶谷哲也さんがおられる黒滝村に来ました。
Q.最初に林業に携わろうと考えた動機やモチベーションは?
平岡:当時は東京に住んでいて、子どもが生まれたタイミングで地方移住と転職を考えるようになりました。
もともと登山やロッククライミングなどのアウトドアスポーツを趣味で行っていたこともあり、山で働く林業に興味を持ちました。

下写真:一緒に働く組合の仲間と。この日は作業。間引いた木を山から出さない「保育間伐」の日でした。

NFAでの学びの想い出や大事なこと

Q.NFAで最も印象に残っている授業や活動は?
平岡:チェーンソーを使って初めて立木を伐倒したのはとても印象に残っています。様々な経歴を持つ、幅広い年齢層のクラスメイトと協力して課題を乗り越えたり、イベントを企画し、実行したのも良い経験でした。
Q.NFAで得た最も重要なスキルや知識はなんですか?
平岡:安全管理の大切さを学んだことで、実際現場に入ったときでも広い視野で安全と効率のバランスを判断しながら現場作業に取り組めました。
Q.授業で特に大変だった事は?それをどう乗り越えましたか?
平岡:大変だったのは、作業道の作図や設計です。数学が苦手だったので計算にも苦戦したし、地図から地形をイメージして道を設計し、図面に落とし込むのはとても難しい作業でした。
わからない事は先生やクラスメイトの助けを得て、何とか乗り越えることができました。

下写真:倒れる方向性をしっかり計算してからチェーンソーを入れる。作業に集中しすぎず、木の状態や周囲の状況をしっかり確認して作業をします。

入学前の自分、卒業後の自分。どんな変化があったの?

Q.入学前と卒業後で、自分自身に変化がありましたか?
平岡:山の見方ですね。ぼんやり見ていた山が、どんな木が生えているとか、間伐が遅れているなとか、気になるようになりました。
Q.NFAを選んだ理由と他の学校と比較して感じたメリットは?
平岡:出身が(奈良県)五條市なので、吉野は土地勘がありました。

また講師陣がとても充実しているし、学費が安いことも魅力でした。
Q.卒業して働き、改めて感じるNFAの魅力はありますか?
平岡:林業について一通り学び、重機やチェーンソーに関してもある程度操作することができるので、現場に出てすぐ対応できるのは良かったです。
Q.将来の目標(ビジョン)について教えてください。
平岡:黒滝村にはオールマイティーに働かれている先輩がたくさんいます。
私も見習って、山仕事、特殊伐採など、どの現場でも安心して仕事を任せられるような人材を目指したいです。