生徒紹介

生徒紹介

森林作業員学科の第一期生として体験したこと

2021年入学、2022年卒業
(2022年3月取材)

森林作業員学科松谷 真輔、芳谷 幸司、嶋﨑 勝文さん

森林作業員学科は、森林作業に必要となる高度な技術や技能を実践的に学ぶとともに、
労働安全衛生や森林に関する基本的な専門知識の習得を目指す、修業期間が1年の学科です。
今回は森林作業員学科の3名に、1年間の学びについてお話を伺いました。

1年間森林作業員学科で学んだ3人の先輩に、実際学んで感じたことを突撃インタビュー!

Q.奈良県フォレスターアカデミー(NFA)に 入学され、楽しかったことはなんですか?
松谷:川上村や黒滝村などの施業地や十津川村の空中の村、また集成材工場など林業に関係する色々な場所への視察が楽しく勉強になりました。
芳谷:オープンキャンパスの企画・運営を「森林を対象としたイベント企画と実践Ⅰ」という授業のなかでやったことです。新型コロナウイルス感染症対策のために急遽ネット配信での開催となって準備にバタバタしましたが、それも含めて楽しかったです。
嶋﨑:僕は、いろんな年齢や職種を経験した同級生と協力しながら1年を過ごせたことが一番楽しかったです。

NFAで好きだった授業や先生は?

Q.特に好きな授業はなんですか? また、先生はどのような方ですか?
松谷:「林地の災害リスクⅠ」の授業では山の見方、地形の見方が変わりました。宿題のレポートは大変でしたが、とても興味深い内容でした。担当の先生は熱い方です!
芳谷:「機械操作の課題克服Ⅰ(チェーンソー)」の授業ですかね。実際に山に入ってセミの鳴き声を聞きながら班に別れて伐木作業をしました。先生は、内部講師、外部講師共に個性的な人が多いです。
嶋﨑:屋外での実習や資格取得の授業です。講師の先生方どなたも、親切・丁寧そして生徒の安全を一番に考えて熱心に指導していただきました。

学びの中で大変だったとき

Q.大変なときはありましたか? そのときはどのように乗り越えられましたか?
松谷:7月下旬の実習林での伐木練習は結構大変でした。ヒノキの間伐をしましたが、伐る木ほとんどがかかり木になり、かかり木処理の大変さを味わいました。しかもとても暑かった。でも同じ班になった人達と協力して頑張れました。夏の作業は熱さ対策も必須です。
芳谷:机に向かって勉強するのが20年ぶりだったために、最初は慣れるのに大変でしたが、時の流れに身を任せ(笑)、やり続けることができました。
嶋﨑:座学です。植物同定等がなかなか頭に入っていかなかったんですが、同級生に教えてもらいながらなんとか学ぶことができました。
Q.同級生とはどんな関係ですか?
松谷:みんな仲が良く、助け合ってます。向上心を持って、課題に取り組めるクラスメートです。
芳谷:実習で作業をする時に、上手くいった時は褒め、失敗した時は注意したり励ましたり、言いたいことを言える関係です。
嶋﨑:友人であり兄弟のような感覚ですかね。めっちゃ仲が良いです。
Q.同級生に助けられた、同級生とこんなことを 頑張ったといったエピソードはありますか?
松谷:広葉樹の苗作りをしたいと思い、一緒にしてくれる人を呼びかけたら、同じ興味を持っている人が沢山いて、「奈良県フォレスターアカデミー種苗研究会」通称「苗研」を立ち上げることができました。今、苗畑作りを進行中です。NFA公認の課外活動として頑張っています。
芳谷:レポートの課題がありますが、ノートのコピーをもらったり、休日に集まったりして考えを共有して乗り切りました。
嶋﨑:チェーンソー実習や路網整備・林業機械実習・グループワークでの発表で協力しながらやり遂げることができました。
Q.卒業後の進路はどうされる予定ですか?
松谷:まだ決まっていませんが、NFAで得た知識や技術を地域のために役立てていきたいと思っています。
芳谷:現場作業のある事業体に就職がしたいです。
嶋﨑:現場作業員になりたいですが、現在まだ考え中です。